アジアインフラ投資銀行にアメリカが参加できない真の理由と中国が参

安岡久遠のブログより転載。

アジアインフラ投資銀行アメリカが参加できない真の理由と中国が参加期限を6月末とした理由(一部転載)

AIIBの正体はアメリカ潰しでもあったという。
たとえば韓国の場合、サブプライムのジャンク債で持っている外貨準備高が100億ドル以上ある。帳簿上は取得時の簿価で計上されているが、実際には換金不能な紙屑だ。(だから韓国の外貨準備はスカスカで、日本とのスワップが必要だった)

韓国は、AIIBに参加する際の出資に、このジャンク債を使用するつもりらしい。事情は欧州も同様で、AIIBへの各国の出資は、サブプライムジャンク債の見本市の様相を呈するだろう。額面だけは十分集まるだろうけど、バスが出発できないわけ。

こんな恐ろしい集まりにアメリカが参加できるはずがないだろう。アメリカが参加したら、各国が出資したジャンク債にアメリカ政府が保証を与えて現金化しろと迫られる。アメリカがイギリスに強くいえないのも、「じゃあサブプライム債権を何とかしろ」と逆に言われるから。中国シャドーバンク・ゴーストタウン債権だけと思ったが不良債権マネーロンダリングがAIIBの目的だった。アジアのインフラがどうのと、もっともそうな理屈を並べてるけど、事の本質は日本にジャンク債を買い取らせようってこと。中国の日本を騙して参加させたい狙い、他の参加国の思惑、全部繋がる。
また、AIIBバスが6月末、6月末と騒いで、まだ中国が日本に擦り寄ってきている理由は、6/26が高利回り商品の理財商品の決済日だということ。これの払い戻しができない可能性が高く、デフォルト、つまり企業の連鎖破綻が想定される。
この金融危機は2年前の6月末にもあった。このとき、銀行間の短期金利が一夜で7%から14%に跳ね上がった。それでも、銀行がカネを出したから持ちこたえたが、そのとき銀行は二度と金を出さないと宣言した。
中国は、大量に保有しているアメリカ国債をドルに変えて返済したらいいのだが、受け皿となる市場規模からして混乱を生じる。となると、日本に頭を下げて、裏でアメリカ国債をドルに交換してもらうぐらいしか手がなくなる。
中国と売国マスコミ、親中政治家、学者、コメンテーターらは、来るべき6月末に向けて大規模なAIIB参加キャンペーンを始め、同時に中国は日本に対して好意的な態度を取り続ける。たとえば、安倍首相が靖国参拝を決行しても、差しさわりのない非難で終わるだろうし、結果韓国は中国の豹変に驚愕する。
まあ、靖国参拝はないが、中国が微笑み外交するのは間違いない。日本は断固中国に手を差し伸べてはならない。中国が経済破綻すれば、日本にも大きな影響は出るが、このまま中国が軍拡を進めて、アメリカをも凌駕することになれば、それこそ国家存亡の危機を迎える。それに比すれば経済的影響など何ほどでもない。
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