『悲報:やしきたかじん逝去』

安岡久遠のブログより
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遅ればせながら、あけましておめでとうございます。

さて、本年の第一弾のテーマを何にするか、サッカー日本代表の本田、香川、柿谷・・・・にするか、あるいは昨年予想した通り、年末に1ドル=105円になった為替、民主党時の最安値からほぼ2倍になり、今話題のNISAを含めた株式相場について書こうかと迷っているうち、なんとも悲しい、やるせない一報が届きました。


やしきたかじん死去の報です。


なんとなく嫌な予感がしていたものの、昨年末に結婚されたと聞いて、安心していた矢先の悲報でした。私が最も好きなタレント、歌手、芸能人はこのやしきたかじん明石家さんまでした。やしきたかじんは、東京ではあまり知られていないかもしれませんが(関西ほどという意味)、関西では絶大な人気を誇っていました。


私は大学進学で大阪にやって来て数年後に、彼の存在を知りました。関西ローカルのテレビ番組に出演していたのですが、当初彼が歌手しかも相当に上手い歌手だとは知りませんでした。


私がたかじんのファンになった理由は、彼が毒舌で言いたいことを言ってきたということもありますが、なにより結果的に生き様というか、所業が私と似ていたからです。特に夜の世界での彼に纏わるエピソードの多くのことを、偶然に私もやっていたのです。もちろん、彼ほど豪快ではなりませんが、感性というか人生観が似ていたと思えるのです。


もう一人の明石家さんまは、彼がお笑い一筋だというところです。芸能人の多くは、副業としてたとえば飲食店を経営したりしています。余資の運用、あるいは人気が無くなった
ときの保険のためなのでしょう。人としては理解できますが、そこに潔さは感じません。
芸能界という言わば特殊な世界に生きているのですから、生活の保障を他に求めてどうするのか、というのが私の意見なのです。


ビートたけしは、北野たけしとして映画監督もしていますが、この場合はお笑い芸人の感性が生きる分野ですからまだ理解できるとして、島田紳助がさまざま新食店を展開していたのは、いかがなものかと思っていました。その点、私の知る限り、さんまは副業はしていないと思います。そこに、芸人としての矜持を感じるのです。


さて、やしきたかじんですが、彼の姿がもう見られないのだと思うと、気分が落ち込んでしまいます。また一つテレビに興味がなくなる原因が増えました。今日は何事もやる気が起きず、とはいえ、せめて追悼のブログでも更新したいと思い、短い文章を載せました。この何日かは、録画してある過去の番組を順次再生しようかと思っているところです。


やしきたかじんさんのご冥福をお祈りいたします。         (敬称略)